個性的な"在来種&自家採種の野菜"雲仙こぶ高菜 はちまき自然農法生産グループ(長崎県雲仙市)本多繁喜さん
日本スローフード教会が「日本一個性的な9つの野菜の一つ」として認めたという"雲仙コブ高菜"。個性的な"在来種&自家採種の野菜"です。
生産者は『はちまき自然農法生産グループ』。野菜をつくっている長崎県雲仙市(旧・南高来郡吾妻町)は、有明海・諫早干拓の近くにあり、なだらかな鉢巻山をいただく温暖な地です。元メンバーの『たねの自然農園』岩崎政利さんと一緒に、自家採種による在来種を中心とした野菜づくりを続けています。
『はちまき自然農法生産グループ』代表・本多 繁喜さんに、"雲仙コブ高菜"についてうかがいました。
"雲仙コブ高菜"...耳慣れないこの野菜、いったいどんなものなのか、見本を送ってもらったところ、両手で一抱えするぐらいの、まるで白菜みたいに大きな株で、担当者はじめ、スタッフ一同、ビックリ!「こんなに大きな菜っ葉とは思わなかった~」と、いろいろお話をうかがうことにしました。「12月中旬としては、小さいほうですよ(笑)。年明けて2月ぐらいになったら、倍以上になりますね。結構大きいですよね。だから葉を1枚ずつはがして、300gでパックして出荷します。漬けもん屋やったら丸ごと渡すけど、マチの人はちょっと驚かれますからね(笑)。
コブ高菜の種は、岩崎くん(『たねの自然農園』の岩崎政利さん)から分けてもらって、『はちまき自然農法生産グループ』でも採るようになってから、まだ3年ぐらいです。もともとは峰さんというご近所の方が、長いこと種を採っていらしたんです。僕たちが小さい頃から、あった野菜ですからね。このへんでは、昔は田んぼの裏作でたくさん作っていたんですが、コブ高菜は(今主流のミイケ高菜に比べると)収量が少なく、今ではすっかり減ってしまって。岩崎くんが自家採種をずっと提案していたので、種が手に入らないかと、峰さんとこに相談に行ったら、だんなさんはもう亡くなっておられましたが、奥さんが細々と作っていらっしゃいました。だんなさんが栽培されていた頃のコブ高菜の写真を見たら、コブが大きいかったんですよ~、私らが作っておるのより倍ぐらい(笑)」
"雲仙コブ高菜"は高菜の一種で、ピリッとした辛味がありますが、「コブ」だけはなぜか甘くてみずみずしく(キャベツの芯のような...)、これが同じ1枚の菜っ葉とはどうにもフシギです。主に漬物にしますが、さっとゆでておひたしにしたり、炒め物も美味しい(豚肉や油揚げ、ツナと相性良し)。ちなみに本多さんの食べ方はこんなふう。
「家では浅漬けにしたり、炒めたりですね。炒めるのは、ベーコンとかあったら入れてもいいし、高菜だけでもピリッとして美味しい。お酒もすすみます(笑)」








