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2010年1月 4週 (total 4週)

貴重な自家採種のお豆、スローな「豆食」を取り入れてみませんか?

貴重な自家採種のお豆、スローな「豆食」を取り入れてみませんか?の写真

貴重な自家採種のお豆さん、今年の新豆をお届けします


~べにや長谷川商店(北海道、、郡遠軽町)

べにやビス(神奈川県横浜市)


色とりどり、個性あふれる、宝石箱のようなお豆さん。「育てて、食べる」暮らしの中で伝わってきた、貴重な「在来種」は、滋味あふれる味わいです。忙しい毎日だからこそ、スローな「豆食」を取り入れてみませんか?

 

天日干し、磨き無し。稀少な地豆を、昔ながらのまんまにお届け。

 昭和元年創業の『べにや長谷川商店』は、農家の庭先での出会いがきっかけで、在来種の地豆を20種類ほど扱っています。いずれも故郷・北海道にて豆問屋『べにや長谷川商店』を営むお父様の清繁さんが、子どもの頃に食べた懐かしいお豆たち。現在では種は販売されていないので、分けてもらった豆を知り合いの農家約30軒に育ててもらい、少しずつ増やしてきました。
 栽培している人はまずいないし、もともと自分で食べるために作っていたものだから、在来種の豆はほぼ無農薬栽培。さらに収穫は手作業で一つひとつ手刈り、量が少ないことも合って乾燥機ではなく昔ながらの「ニオ積み」と呼ばれる天日干し、そして見栄えをよくするための「磨き作業」も無し(在来種のみ)。おかげで豆によぶんな熱をかけないから、皮がやわらかいのも特長です。まさに「じいちゃん、ばあちゃん」が昔ながらに畑でつくり食べ続けてきた育て方そのまんま、なのです。
「貝豆に出会ったのは、8年ほど前のこと。訪ねた農家で、子どもの頃食べてた豆が、煮豆で出てきたもんですから。いただいて、お茶碗2杯分から増やしていって、みなさんに売るようになるまで3年かかりました。
 いま74歳ですけど、うちのお母ちゃんが作ってくれる酢大豆を毎日スプーン1杯ずつ食べて、まだがんばってます。娘がまだ幼稚園児(みたいなもの)ですから(笑)。というのはね、私、この商売やって54年ですけど、それでも間違うことがある。真っ暗のとこで豆さわって、いいものだとわかるようになるには、50年はかかります」

 

自然体で守り育てた地豆を、新しいメニューで提案!

 一方の清美さん、実は家業にはまるで興味が無かったそうで、大学入学のために出てきた横浜で、百貨店の仕事などに携わっていました。それが今ではすっかりお豆さんのとりこに...。
「物産展でうちの豆を買ったお客さんが、わざわざ煮てもってきてくれたんですよ。それが、こんなに美味しい豆をうちで扱ってたんだ!と衝撃だったんです。これは在来種の豆をちゃんと売っていくことが、私にとっても必要なのかな、と」。
以来『べにやビス』の看板を掲げ、販売はもちろん「お豆サロン」と名づけた料理教室やイベントで、郷土の農家ならではの食べ方や、マクロビオティックを取り入れた新しいおしゃれなメニューを提案しています。
「豆料理=めんどくさい、煮豆、というイメージを払拭するためです。たとえば貝豆を、ホクッとした食感を生かして、つぶしてオリーブオイルと塩を混ぜたディップやコロッケにすると人気です」
そんなレシピや色とりどりのお豆を紹介する本『べにや長谷川商店の豆料理』も大好評。お豆さんと併せてご利用くださいね。

 

清美さんに教わる、お豆の煮方4つのコツ

①お豆はぐつぐつ煮崩して良し
しわのない黒豆のイメージが定着していますが、豆類は崩れるまでぐつぐつ煮込んだほうが美味しさが出ます。


②いちど戻した豆、そのまま冷凍する手もアリ
一晩水に浸けて次の日煮そびれた、というときは、水を切って豆だけ冷凍しちゃいます。煮る時は、凍ったまま鍋に水を入れて煮れば大丈夫。


③何回かに分けて煮てもOK。こまぎれ煮、大歓迎。
10分煮たところでタイムリミット...となったら火を止めて出かけましょう。帰宅してから続きを煮ればいいんです。こまぎれに何度も煮るのは、実は豆にはいいんですよ。


④味付けは、豆がやわらかくなってから
調味料を先に入れると、豆はずっと硬いまま。必ずやわらかくなってから味付けを。

 



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