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2009年11月 2週 (total 46週)

自給率たったの0.1%? 畑の絶滅危惧種=国産金ゴマを育てる福禄商店(愛知県碧南市)

自給率たったの0.1%? 畑の絶滅危惧種=国産金ゴマを育てる福禄商店(愛知県碧南市)の写真

自給率たったの0.1%?
畑の絶滅危惧種=国産金ゴマを育て、
目指すは

金ごま生産日本一!
~福禄商店(愛知県碧南市)

 

日本では昔から親しまれてきた胡麻(ゴマ)ですが、今ではそのほとんどを海外から輸入しているのが現実。少しでも自給率を上げたいと立ち上がった杉浦健太さん・亀山周央さんたちの熱い思いを受けてすくすく育ち、今年も無事収穫を迎えました。今年の「新ごま」をお届けします!(広報室)

 

日本のゴマが消えてしまわないように!

「いのちに直結する農産物(食べもの)の絶滅ほど、残念で悲しいことはない」と、ゴマ粒を土に蒔き、生産を始めた亀山さんに、お話をうかがいました。
「国産のゴマは絶滅危惧農産物です。自給率はわずかに0.1%、海外依存率は99.9%に達しています。
古来より、ゴマは、健康・長寿・仙人の丸薬として愛用されてきた歴史をもつ、伝統的な栄養食材の一つ。このゴマの絶滅を防ごうと、2005年から、ゴマの栽培を始めました。
耕すのは、日本のデンマークといわれる愛知県安城市。選んだ品種は金ゴマ。白・黒ゴマに比べて油分が多く、香り高いのが特長です。交配を避けるため、私たちは金ゴマだけを栽培しています。農法は、有機発酵鶏ふん肥料のみの無農薬栽培。
3名の生産者からスタートした取り組みは、現在30名に増え、地域は愛知・岐阜・三重県にまで広がっています。「希少なことをやっている人がいると知って、励まされると思うのです。自分ひとりでは、1人分の力でしかない。でも、たとえその場所にいなくても、同じ思いで結びついている人が5人いたら、5倍になるんですよ」。
工房『金寿吉祥洞』では、自分たちが栽培・収穫したゴマの加工もします。国産の原材料にこだわり、安全基準で選ぶこと。化学合成物質は一切使わないこと。この2点を約束ごとにしています。

 

会員さんと一緒に、ゴマ栽培に挑戦!

この希少な取り組みを「日本一」にするためには、まず知ってもらうことが何より大事。

そこで今年は IMGP7165.JPG初の試み「金ごま栽培塾」を開催、およそ50人が参加しました。『にんじんCLUB』でも募集の案内をした他、1区画申し込んで、会員さんと一緒に種(ゴマ)蒔き・草取り・収穫を体験!小さなゴマ1粒が、およそ2mほど、ほぼ自分の背丈ほどに大きく育つ様子を、目の当たりにしました。参加した会員さんは合計9名。ご自分で区画を借りた会員さんもいらっしゃいました。


「草取りに来た時は、あんなに小さかった(10㎝ほど)のに、こんなに大きくなるなんて...!」「お米や野菜が育つところは見たことがあるけれど、ゴマは初めて。こんなふうになるんですね~」と、初めてのゴマ栽培&収穫に、一同感激しました。

 

ただいま仕上げの選別中!

 亀山さんたちは今、最後の選別の真っ最中。いちどトウミ(唐箕/ざるのような道具)にかけてサヤなどをふるい落とし、さらに風力選別機でゴマだけを選り分けます。実は、ゴマは栽培そのものより、あの小さい小さい粒を選り分けるのが大変なのですね。
「今年は前年比25%という日照不足にもかかわらず、後半の残暑で持ち直しました。昨今の天候不順はまことに生産者を悩ませることですが、天のことで致し方ないと思っております。
とはいえ、生産する仲間も増えて、収量は昨年より増える見込みです。今年もどうぞよろしくお願いします!」

このちっちゃな一粒から自給率を高めていこう!というココロイキを、

美味しく楽しく応援していきましょう♪

 

おすすめの逸品。ニホンで唯一?

「ゴマと塩とが一体化したゴマ塩」は、銅鍋で手づくり。

『煎り』『すり』いずれもサクッと香ばしく、ふわりと薫り高く、とっても美味ですが、特におススメなのが『国産金ごま塩』。『福禄商店』以外でお目にかかったことのない、「ゴマと塩が一体化したゴマ塩」です。口に入れると、塩味がじわ~と広がり、プチプチッとした金ゴマのこうばしいコクとあいまって、それはそれは美味しいのです。ご飯がすすんじゃってキケン!?
「これは杉浦代表自ら、赤がねの鍋(銅鍋)で手作りしています。鍋に水と塩を入れて煮詰め、粗いゴマを入れる。じゃぶじゃぶになったのを、ぐるぐる手でかき混ぜながら、煮詰めて水分を飛ばすんです。日本で唯一のゴマ塩ですよ。お客さんから、〈うちの子どもが、この金ごま塩をご飯にかけたら、おかずなしで3杯食べました〉と手紙をいただきました」


 その作り方のヒントは、亀山さんの思い出の中にありました。
 「うちのじいちゃんは、酒のつまみを自分で作る人でした。ある本で、〈究極のゴマ塩〉として紹介されているのを読んで、おお、そうだそうだ、そういえばじいちゃんが作っていたなって思い出して。さっそく瀬戸物の鍋で作ってみて、その晩カミさんに食わしてあげたの。そうしたら、どんぶりでご飯2杯食ったね(笑)」


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http://www.ninjin-hk.net/

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