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鳴門魚類株式会社 山本章博代表

出身・・徳島県で水産加工の仕事をしています。
1970年大阪万博の年に生まれました。
にんじんCLUBにも4年ほど前から、商品を提供しています。
趣味&特技は洋裁。前職が東京でアパレル関係だったので。
座右の銘は、松樹千年翠(しょうじゅせんねんのみどり)。
性格の基本、怠け者。でも仕事となれば、全国飛び歩き、おいしい水産物をみつけます。また最近は、食育の一環で、魚に親しみをもってもらう子ども向けの魚さばきの教室を企画しています。


生産者ブログレター・№② 安心を発見しました!

2009/2/09 09:09

先日、ウチの母ちゃんが癌になった。
女性特有の癌である。

手術そのものは無事?に終わった・・・らしい。w
連れ合いのオヤジが他界して4年弱が経つ。
そんな日常生活の変化や物足りなさも、彼女には蓄積されてたのかもしれない。
40歳の長男と目前の弟(私)、オッサンになった息子二人を持つ母ちゃんだ。
事の大小あれど、年齢的にも身体に何らかの不便さを持つ事は珍しい話では無い。
既に息子の私自身ですらも彼方此方と身体にガタを感じるのだから。
しかしオッサンになった息子達も母ちゃんには生涯「私の子供達」である。
母ちゃんは術後、見舞っている「私の子供」に仕事へ戻れと即した。
「いけるんか?(大丈夫か?)戻っても。」等と、優しい言葉の一つもくれてやったが、

邪魔者でも払うかの様な素振りだ。
確かに術後は完全看護なので私が何をするでも出来る事も無いのは承知である。
当然迷ったが、母ちゃんのこの言葉で一度帰る事にした。
「あっ、章博、帰る前に何か甘いモン買ってきて。」
特に食事制限は無かったので適当に母ちゃんの好きそうな物を買って渡した。
その安物の甘い物を一口を入れた母ちゃんの顔が、ホントに美味そうに見えた。
私は愛された邪魔者として一旦帰る事とした。
安心したからだ。
身体では無く「食べ物を欲し食した」光景に安心したから。

私が幼い頃、母ちゃんもまた同じ様に「私の子供達」が沢山ご飯を食べる姿に安心したのだろう。
急な風邪や熱で食欲が無い「私の子供達」に心配したのだろう。

今、数十年を経て「彼方の息子達」は、彼方が食す姿に安堵した。

おそらく私だけの話では無いだろう。

今日、明日、明後日、子供達が食べて大人達は安心し、彼方が食べて家族は安心してる。

それは日常の中では無意識かもしれない。
でも安心してる。

誰もがいつまでも発見したくは無い、愛すべき者達が「食べる姿の安心」への気付き。

心の安らぎを与える気付かぬ日常を一日でも長く。

さぁ、今日もしっかりと食べましょうか!!

どんなお薬も通用しない「互いの食す姿の気付かぬ安心」の為に。

彼方の愛すべき者達の為に。




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